アトピー入浴剤とは
アトピーがある人の皮膚は、敏感で炎症を起こしやすくなっていたり、かさつきとかゆみを感じる場合が多くあります。皮膚が乾燥するとかさつきはひどくなり、さらに強いかゆみを感じることがあるため、入浴剤で保湿する、というのがアトピー入浴剤の目的の一つです。また、アトピー症状が出ている部分の皮膚は新陳代謝のサイクルが上手く出来ていない事も多いため、肌に強い刺激を与えず清潔に保ち、十分な保湿をすることが改善のカギになっています。殺菌成分が入った薬用入浴剤でも、皮膚に刺激を与える可能性の少ない成分が使われているものや保湿効果の高い入浴剤がアトピー入浴剤と呼ばれています。
アトピー入浴剤の種類と特徴
【薬用アトピー入浴剤】
“アトピー入浴剤”には薬用と明記されているものがあります。肌を清潔に保つための殺菌効果のある薬用成分が配合されているものを薬用アトピー入浴剤といいます。市販されているアトピー入浴剤のなかには、入浴剤を作っている会社が独自にテストをして開発したものと、皮膚科医と協力して作ったものがあります。どちらも入浴剤も、薬用成分の他に含まれている成分にも、皮膚に刺激を与えないものが使われているものが多いのが特徴です。また、天然の塩を入れたアトピー入浴剤もあります。
【木酢液・竹酢液を使った入浴剤】
木や竹を燃やして炭を作るときにでる水蒸気を含んだ煙から抽出した液体のことです。この竹や木の炭から抽出した液体は、長期間かけてろ過され、余計な物質を取り除くことで、酢酸を主成分とする酸性の液体になります。お酢の主成分として知られる酢酸には、天然の抗酸化作用、殺菌作用があり、微量に含まれるポリフェノールにはかゆみを押さえる働きがあると言われています。そのため、薄めて使うことでアトピー症状が出ている皮膚の症状改善に効果がある入浴剤として人気があります。
アトピー入浴剤の選び方・使い方
【選ぶときのポイント】
市販されている入浴剤の中にも、アトピーの人向けに開発された入浴剤が増えてきました。口コミなどでもその効果や評判は広まり、手軽に購入できるようになりましたが、アトピー入浴剤と呼ばれる入浴剤には、敏感なアトピー肌の人でも使える、というタイプとアトピー症状の改善が期待できる効果のあるタイプがあります。アトピーの症状や程度によってもどちらが適しているというのは一概にはいえません。しかし、香料や着色料が含まれているものは、皮膚への刺激やアレルギー反応を引き起こす場合もありますので、アトピー入浴剤を選ぶときには、香料や着色料が含まれていないものを選ぶのがおすすめです。
【使うときのポイント】
アトピー入浴剤を使うときには、初めから湯船に入れず症状の軽い部分でテストしてから使うのがポイントです。皮膚科で購入できるアトピー入浴剤でも、人によっては合わない場合もあります。洗面器に少量を溶かしてタオルを浸し、アトピー症状の比較的軽い部分にタオルを当てて試します。アレルギー反応が出たり症状がひどくならないようであれば、ぬるめのお湯を張ったお風呂で使いましょう。アトピーは、炎症が出ていると痛みやかゆみがひどくなります。温度の高いお湯のお風呂に入ると体温が上がり、炎症が起きている部分などではかゆみやいたみが酷くなる場合もありますので、ぬるめのお風呂がおすすめです。 |